ETUの達海監督は10年振りのダービー勝利について喜んでいる訳でもなくどこかすました表情をしており、そのことをフリージャーナリストの藤澤に質問されると、ダービーというものについて

どこかスッキリしないままの関係がこの先もずっと続いてけばいいんじゃねーの

と返した。





数巻に渡って、東京ダービーが続いていた中で選手やそれを取り巻くスタッフやサポーターの思いが描写されていた。


後半開始とともに達海監督は、ETUサポーターを煽り、スタジアムの雰囲気を変えた。まさしくダービーの雰囲気が伝わるワンシーンでもあり、試合後の記者会見でもサポーターの声援が力になったことを述べている。


そして在籍していた間、ダービーに勝つことができなかった村越は試合後にいつになく喜びを表現していた。ダービーに強い思いをかける選手がいることを示している。


ダービーとは不思議なもので、終わりなきものだと思う。


Jリーグのクラブが日本中に生まれて、規模の大小はあれどダービーと呼ばれる試合がいくつも生まれた。


2017年のJリーグにおいても、名古屋グランパスがJ2リーグに降格したことでFC岐阜との名岐ダービーが初めて公式戦で開催された。


名岐ダービー
(引用:
J2名岐ダービー伝説、パート2。史上初、前売り完売の奇跡と……。


その2戦目が先日、FC岐阜のホーム、長良川競技場で行われた。ダービーの詳しい模様は下記の記事をぜひ読んで欲しい。

「試合のかなり前の時間から『ダービー』という雰囲気が試合会場周辺からも出ていた。1週間前からチケット売り切れという状況になって、それ以降も『どうしても観たい。追加の発売はないか』という問い合わせが殺到してましたし、当日までそれが続きました。


 その想いはスポンサー企業の皆様も一緒で、やっぱり名古屋戦に対する特別な想いというのがあって、多くの人がこのダービーを待ち望んでいたのが実感できました。もちろん勝てば最高だったのですが、実際にこういうダービーでお客さんが満員になって最高の雰囲気で試合ができたことは、スポンサー企業さんにとっても誇らしいことだと思います。本当に意義ある1日でした」


J2名岐ダービー伝説、パート2。史上初、前売り完売の奇跡と……。


名古屋グランパスは昔、長良川でホームゲームを開催しており、それから10数年経過し、アウェイチームとして再び訪れることとなった。何人かのサポーターは感慨深い思いを感じたことだろう。


一方のFC岐阜は、緑と赤で埋め尽くされたいつもと違う雰囲気のスタジアムでの出来事は一つの思い出になったかもしれない。ただ、大差で負けた試合について改めてリベンジしたいと思うところもあるだろう。


改めてダービーとは達海監督のコメントのように「スッキリしないままの関係」だと思う。名岐ダービーの1戦目に名古屋は岐阜と引き分けており、次は勝ちたいと思うところがあっただろう。そして2戦目を終えて、岐阜はリベンジしたいと思っていることであろう。


次の機会がいつなのかはわからないが、きっと終わりなきものとして続いていくと思う。

最後にFC岐阜のスタッフの思いを前出の記事から紹介して終わりたい。プロサッカークラブで働くということの思いを感じられる。それもまたダービーなのかもしれない。




「当時はJリーグブームもあって名古屋の試合だと、長良川競技場は常に満員で、学生だった私もその中にいた。いつかFC岐阜の試合で満員にしたいと思っていたけど……ついに、それが叶った。だからこそ、次の目標に向かって突き進みたい。FC岐阜がもっともっと岐阜県で定着するように」



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