Jリーグのクラブのみならず、地域リーグに所属するサッカーチームの試合運営には多数のボランティアスタッフが活躍しています。ボランティア活動がJリーグクラブへの就職や転職に有益かどうか考えたいと思います。


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そもそも試合会場のボランティアって?


Jリーグや地域リーグに所属するチームが試合を開催する際にボランティアスタッフに一部の業務を協力していただいています。ボランティアの皆様にはチケットをもぎって頂いたり、座席の案内をして頂いたり、イベントの補助をしていただくなどかなりの面で助けて頂いています。もちろんクラブによってボランティアスタッフにお願いする業務はかなり変動しますが、下のカテゴリーに進むほど選手などの試合(競技)に近しいところまでボランティアのみなさんに協力してもらいます。

何でボランティアに参加する人がいるのか?


多くのボランティアスタッフのみなさんは、地元のチームの力になりたいという気持ちで「何か」できないかということで活動されています。試合会場で声を出して応援する以外のチームやクラブを支える姿としてボランティア活動が存在しています。特に地方クラブ(市民クラブ)の方が、そのような熱い想いを持った方々が集まりやすい傾向があります。

もちろん、チームを支える以外の理由に定年退職して時間が余っているからや、いろんな人とコミュニケーションを取りたいからなど目的は様々と言えます。

どんな人がボランティアに参加しているのか?


ざっくりとした表現ですが、男性の比率が高く、40代前後と60代以降の方を見かけることが多いです。もちろん地域やクラブの状況によってかなり変わりますので、どのクラブでもというわけではありません。60歳未満の方は会社などで働いていて、週末はボランティアに参加することが多いです。ホームゲームではボランティア、アウェイゲームではゴール裏で応援という方も多くいらっしゃいます。継続年数もかなり長い方もいらっしゃいます。クラブも常に募集していますので新しい人も入りますが、参加する人を取り巻く様々な環境変化で辞める方もいるのでボランティアスタッフの数は横ばい傾向にあると言えます。

ボランティアスタッフの活動は転職や就職に有益か?


Jリーグのクラブに就職ないし転職を考えている人がボランティア活動を行うことが有益かどうかですが、結論としては「有益」です。理由としては下記が挙げられます。

1.クラブスタッフと接点を持つことができる


ボランティアスタッフとして活動するクラブに就職・転職するにしても、他のチームのスタッフになるにしても、接点を持つことは役立ちます。もちろん、日々の活動において悪い評判が立たなければという前提条件はありますが、人柄や働きぶりを社員は把握しているため、安心して採用できます。また、お互いに顔なじみであるという観点でスムーズに組織に溶け込めるため負担も少ないです。

2.現場に立ち、生の情報を収穫できる


就職や転職活動の面接の際に、クラブについて意見を求められた時に、日々のボランティア活動で感じたことを話すのは説得感があります。スタジアムに足を運んだことがありませんという人の意見と比較すると、印象はかなり異なります。(喋る内容がきちんとしていなければ無意味ですが。)

一方で逆もしかりなのですが、クラブに近すぎる視点に陥ってしまうので、新鮮味のない意見になってしまう可能性もあります。ボランティア活動を始めた時の感覚を忘れないためにも、活動メモを残すなどをしておくとおいおい役立つことでしょう。

3.Jリーグの試合運営の華やかな一面と泥臭い一面を知っている


Jリーグの業界で働くという華やかな側面に憧れて就職希望を出される方も一定数存在します。実際に就職すると地味な仕事の連続で辞めてしまう方もいます。採用する側もそのリスクを考えながら人選をしています。ボランティア活動をされている方は、Jリーグの「泥臭い」一面を認知しているため、離職のリスクは低いと考えることができます。もちろんボランティア活動は地味だったけど、クラブスタッフなら華やかな仕事ができるに違いないと思っている方もいるかもしれません。時に華やかな仕事をするときもありますが、より泥臭い仕事をするときもあります。ボランティアのみなさんにお願いすることも躊躇う仕事もやらなければいけません。ただそういった社員の業務内容を見ることができるのもボランティアスタッフのメリットかもしれません。

最後に


結論として、Jリーグクラブで働きたいならば、ボランティアスタッフで活動することは有益であると言えます。ただ、必ずしもボランティアスタッフとして活動したら採用されるわけでありません。ボランティア活動にはそれなりの時間を提供することになります。その時間で新しいスキルを身につけることが自分のためになるかもしれません。ボランティアとして働くことは転職や就職を優位に進める方法の一つです。そこを認識していただければと思います。