当ブログを閲覧している方の多くはプロサッカークラブのフロントスタッフとして就職や転職を目指されていると思いますが、プロ野球のチームも候補にリストアップしている方もいると思います。

そこで今回は、プロサッカークラブとプロ野球チームでの労働環境の違いをいくつか比較していきたいと思います。
比較にあたり、限りなく条件を近づけるためどちらも楽天グループである、「ヴィッセル神戸」と「東北楽天ゴールデンイーグルス」を選定いたしました。

ヴィッセル神戸の採用情報はこちらをご確認ください。

東北楽天ゴールデンイーグルスの求人情報は下記になります。

勤務地
株式会社楽天野球団
(宮城県仙台市宮城野区宮城野2-11-6  楽天生命パーク宮城)

勤務時間
【営業の勤務時間】
9:00~17:30 (実働7.5時間、休憩1時間)

【営業以外の勤務時間】
[シーズン中(4月~9月)]
変形労働制における会社指定の時間(シフト勤務あり) 
[オフシーズン(10月~3月)]
9:00~17:30
※所定労働時間7.5時間、休憩時間1時間
※「楽天グループ朝会」実施の際は、8:00~16:30(休憩1時間)となります。

雇用形態
正社員

給与
経験や能力を考慮し、会社と協議のうえ決定
※月給259,600円~
※月40時間分の固定残業代を含みます。月40時間を超えた時間外労働については別途、時間外勤務手当があります。
(259,600円の場合の内訳:月額給与 197,165円+40時間分の固定残業代62,435円)

待遇・福利厚生
昇給/年2回(6月・12月)※会社および個人の業績により支給します
賞与/年2回(6月・12月)※会社および個人の業績により支給します

◇各種社会保険完備(厚生年金保険、健康保険、労災保険、雇用保険)
◇主催興行の観戦チケット社員割引購入・社員家族招待
◇社員食堂完備
◇通勤交通費支給
◇社員持株会
◇年次健康診断
◇インフルエンザ予防接種
◇ストレスチェック制度 など
※退職金制度はありません

休日・休暇
【全職種共通】
◇夏期冬期休暇
◇年次有給休暇
◇産前産後休暇
◇育児休暇
◇結婚休暇 など

【営業】
◇完全週休2日制(土・日)※休日出勤の場合は振替休日を取得
◇祝日

【営業以外】
[シーズン中(4月~9月)]変形労働制における会社指定の休日
[オフシーズン(10月~3月]土曜・日曜・祝日(休日出勤の場合は振替休日を取得)

詳しくはdodaで楽天野球団と検索ください。

  

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給料


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いきなり生々しいトピックですが、もらえる給料はざっと比較しますと、

(ヴィッセル神戸)
月給28万円~(みなし残業手当含む)
※上記には月40時間分のみなし残業手当(6万7342円~)が含まれます。

(東北楽天ゴールデンイーグルス)
経験や能力を考慮し、会社と協議のうえ決定
※月給259,600円~
※月40時間分の固定残業代を含みます。月40時間を超えた時間外労働については別途、時間外勤務手当があります。
(259,600円の場合の内訳:月額給与 197,165円+40時間分の固定残業代62,435円)

採用の職種や勤務地が微妙に違うため純粋な比較は難しいですが、大きな差は無いようです。

ただ、ヴィッセル神戸についてはプロサッカークラブの中でも楽天グループという事で財政基盤は他の地方クラブと比較してもかなり安定しており、給料水準も高いと言えます。地方の市民プロサッカークラブは20万円/月というところも非常に多いです。給料の伸びについてもそこまで見込めないクラブもあり、結婚〜育児というライフステージの変化でプロサッカークラブでは養えず、プロ野球のチームに転職したという話も聞いた事があります。

手当についてもここで取り上げている2社は楽天グループという事で世間並みに充実していると言えます。地方クラブでは必要最低限の手当と福利厚生のみだと思っていただいても差し支えないのが現状です。

大手企業のグループであることのメリットが目立ちますが、グループ特有のイベントやルールに左右されることも多いと思います。今回の2社ともに勤務時間に下記のような記載もあります。

9:00~17:30(所定労働時間7時間30分/休憩60分) 
※楽天グループ朝会実施の日は、8:00~16:30となります。

朝会なるものがあるようで、他にも会計関係で楽天グループでのルールも多少なり影響を受けていると思われます。

従業員数


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プロサッカーとプロ野球でそれぞれ働く人数はかなり違います。

(ヴィッセル神戸):40名
(東北楽天ゴールデンイーグルス):114名

どちらも選手やコーチングスタッフなどは含まれていないと思われますが、ざっくり3倍程度の差があります。
サッカーでは30名近い選手、野球では70名近い選手を抱えることも考慮すると、関わる人数の差は広がる一方かと思います。

もちろん、試合数の差はかなり大きいでしょう。

これだけ人数の規模が違うと何が起きるか、
それは仕事の専門性を持って業務に集中できるかということです。

人数が少ない企業では、総務と経理関係の仕事を一人無いし二人程度で担っていることがあります。マーケティング業務にしてもチケットの販促から管理まで一人で担うのか複数人で担うのかというところで、よりプロ野球の方が専門性を持って取り組めると思います。

特に専門的な知識を持って、スポーツビジネス業界に関わりたいと思った時に様々な業務を進めていかなければいけないことは時に負担に感じることも出てくるでしょう。


試合までのタームや昇格・降格




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興行としてサッカーも野球も試合を開催するわけですが、サッカーはホームゲームとして約20試合/年、野球が約70試合/年とかなり違います。

プロサッカーでは概ね1〜2週間で1試合のホームゲームを開催するのに対し、プロ野球では1週間に3試合のホーム開催があります。

サッカーは準備や片付けに費やせる日数が多いですが、メディアに一番取り上げれるのは試合のため週末以外はほとんどメディア露出はありません。一方で野球はほぼ毎日、メディアに露出し続けます。

サッカーでは1試合、1試合を考えますが、野球では3試合を1セットとして企画することが多いと言えます。特にイベントを企画する際に、3試合あると、施工物を1試合で捨てなくて済むなどイベントがおおがかりであればあるほど、その差は大きいです。サッカーの場合は2日連続で試合を開催することはほぼないため、施工物を作成しても1日のためになり、施工物に使えるお金にも限度があります。

野球側から考えると次から次への試合が来るため1試合1試合を盛り上げていく暇が無いと言えそうです。

また、野球では同じリーグで他の5チームとの試合が基本のため日程の当たり外れは少ないと言えますが、サッカーでは同一チームとの対戦は基本は年に2回でホームは1試合しかありません。そのため人気チームとの対戦が平日に組み込まれてしまうなどのはずれ事象も存在します。サッカーでは上下リーグへの昇格・降格もあり、対戦カードが安定しない面もあります。

特に昇格や降格については、会社の経営に与える影響はかなり大きいと言えます。野球ではチームの成績がどんなに悪くても降格の心配はありませんが(スポンサーが離れる可能性はありますが)、サッカーでは降格制度が存在するため経営規模が急激に変化する要素を含んでいます。そのためサッカーの経営では常に最悪のシチュエーションも頭に入れながら運営していかざるを得ません。

降格で給料が激減するような変動はないと思いますが、メディアへの露出を含めて労働環境はかなり変化すると言えます。



・最後に


ざっくりサッカーと野球を比較しましたが、労働環境として(一般論として)恵まれているのは野球と言えます。もちろん特定のチーム間同士では逆転することもあると思います。ただどちらもまだまだ発展の余地がある業界だと思いますので、ご自身が関心ある分野に進んでいただければと思います。

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