今回はJリーグに所属するプロサッカークラブのユニフォームスポンサーの金額について紹介したいと思います。スポーツ新聞などの推定金額を知ることができますが、きちんとした裏付け資料があり、かつ公表されている情報となるとかなり数が絞られます。その中でコンサドーレ札幌(現:北海道コンサドーレ札幌)を取り上げたいと思います。

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なぜコンサドーレ札幌なのか?


まず、プロサッカークラブがスポンサー別に金額を公表していることはほとんどありません。Jリーグ及び各クラブとも広告収入という一括のくくりで公開しています。スポンサー数やその比率はチームごとに違うため、推測はできるものの裏付けをするのはかなり困難です。

そういった中でコンサドーレ札幌は、諸般の理由で株主のために「有価証券報告書」を平成25年度分まで公開しています。現在は株主の人数の変化などで最新の有価証券報告書は掲載されておりませんが、クラブのビジネスとして大きな変化はないため参考資料として使います。

(参考)


平成24-25年(2012-2013年)のコンサドーレ札幌


2012シーズンのコンサドーレ札幌は久しぶりにJ1の舞台で戦いましたが、健闘むなしく2013シーズンをJ2で戦うこととなりました。
売上規模としてはそれぞれ下記のようになります。

 2012シーズン(J1):約13.5億円(内 広告収入:4.7億円)
 2013シーズン(J2):約10.7億円(内 広告収入:4.3億円)

この予算規模を考えるとJ2クラブにおいてJ1昇格を狙える規模感と言えます。すなわちJ2クラブにおける上位層と言えるでしょう。そのため他のJ2クラブの数字も近しいと思われます。

ユニフォームスポンサー(胸部)の金額


コンサドーレ札幌のユニフォームスポンサー(胸部)は2010年から「白い恋人」で有名な石屋製菓が務めています。先の有価証券報告書では主要取引先として記載されており、下記の金額となっているようです。(有価証券報告書p55)

2012シーズン(J1):約1.65億円
2013シーズン(J2):約1.24億円
※どちらもスポンサー収入のみ抜粋

クラブの広告収入のうち、約1/3を胸スポンサーが占める状況です。この比率はクラブによってかなり変わると思いますが、地方クラブの場合はある程度似たような数字になるかと思われます。すなわちJ2クラブ(上位層)の胸スポンサーは1-2億円になると思われます。
ここで知っていただきたいのは、スポンサー料の合計のため、ユニフォーム(胸部)のみの契約金額ではないということです。他の露出もあると思いますので、様々な露出媒体への掲出も含めた金額と認識していただければと思います。

ユニフォームスポンサーの部位別ランク


コンサドーレ札幌の有価証券報告書にはユニフォーム(胸部)である石屋製菓しか記載がないため、おそらく石屋製菓が一番支払っているスポンサーと思われます。通説ではありますが、ユニフォームの部位別のランクは今まで下記のように言われてきました。

 シャツ胸部>シャツ背中>シャツ腕=パンツ

昨今、Jリーグにおいてもシャツ背面の裾部や鎖骨部分のスポンサー掲出を認めてきました。現状、胸が1社、鎖骨が2社、背中が2社、腕が1社、パンツが1社の合計7社がユニフォームのスポンサーになることができます。

北海道コンサドーレ札幌のホームページを見ると、トップページにユニフォームスポンサーを含むオフィシャルスポンサーが表示されています。ここからは推測ですが、左上から順番にスポンサー料を支払っていると仮定すると、札幌のスポンサーの部位別ランクは下記になります。

 シャツ胸部>シャツ背中(上部)>鎖骨1=鎖骨2>シャツ腕>シャツ背中(裾部)>パンツ

必ずしも、全てのクラブがこの順番かどうかは不明ですが、参考になるかと思います。
特に鎖骨スポンサー枠が登場したこともあり、共通のランクを示すのは難しくなったと思います。