2017シーズンにJ2のジェフ千葉が躍進した理由の一つに選手の食事の改善がありました。白米ではなく玄米に、肉も脂身を排除し、素焼きにするなど徹底した取り組みを行ってきた結果、昇格プレーオフに進出するまでになりました。世界レベルでプロサッカークラブのあり方を考えた時にJリーグは食事についてはまだまだ後進国と言えます。理由は物理的な制約や金銭面の問題など様々ですが、育成年代まで考えると栄養士の存在は大切です。


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サッカーチームでの栄養士の役割


Jリーグのクラブで栄養士が果たす主な役割はクラブハウスや滞在先のホテルで選手に提供するメニューの調整や選手への食事面での指導です。1つのチームに選手が30名ほど所属していますが、選手のコンディションは様々です。連戦が続けば疲労が蓄積するでしょうし、夏場は暑さで消耗が激しいです。そういった選手やチームの状況を見ながら食事の献立も考えます。選手が絶えず走り続けるためにどんな食事を提供するかどうかはかなり大切です。試合に向けてどんな食材を使ったメニューを提供すべきかを考えるのが栄養士です。

また、育成年代の選手や保護者に対して食育の大切を説くのも栄養士の仕事と言えます。体が大きくなる時期にきちんとした栄養を選手することができなければ、大きくなるはずが伸びずに止まってしまうこともあります。将来のプロサッカー選手を排出する上で育成年代から適した食事の指導は選手の将来を考えても大切なことです。

Jリーグで女性がもっとも輝いている仕事、それが栄養士


Jリーグのクラブで活躍されている栄養士には女性のスタッフも非常に多く、他の仕事と比較すると女性の比率は圧倒的に高いと言えます。大学時代に栄養学などを学んできて、実践を積んできてJリーグのスタッフになる方が多いです。ただ大変なこととして、どのクラブも1名程度しか栄養士を雇っていないため、全クラブでも栄養士のポジションは狭き門だと言えます。

食事の大切さ


プロ野球選手やサッカー選手が著名なタレントと結婚された後に話題に上がるのが食事に関する資格を取得されることが多いということです。栄養士が関与できるのは1日のうち多くて2食程度です。場合によっては選手個人個人に3食の献立を考えてもらう必要があります。選手の食事を徹底することの難しさがこのあたりに潜んでいます。栄養士がメニューを考えることも大事ですが、選手自身が日常的に食事を気にして、節制できるかどうか指導できるかも栄養士に問われています。

(参考)