プロサッカークラブの経営に欠かせない存在はスポンサー企業です。

クラブによってはスポンサーをパートナーと呼ぶことがありますが、一緒にクラブを経営していく仲間としてとらえていることに起因します。

スポンサー企業やパートナー企業はなぜ、プロサッカークラブと関わりを持つようになるのか整理してみたいと思います。

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スポンサー企業のねらい



スポンサー企業側の考えは主に下記のケースが多いです。

・広告媒体としての露出機会増加
一番メジャーな理由ではありますが、選手たちが着用するユニフォームに会社のロゴを掲出すると中継や新聞、雑誌などに載ります。会社名やサービス名を認知してもらうために露出機会の多いチームへの広告の掲出を考えますが、露出機会の多いチームは引き合いも多いため必然的に対価となるお金も相応の金額が必要になります。お金の切れ目が縁の切れ目ではありませんが、掲出する費用を維持できなければ撤退する企業も存在します。

(参考)
プロサッカークラブ(地方クラブ)のユニフォームスポンサーの金額


・取引実績として知名度がある企業と接点を持ちたい
新興企業や中小企業に多いケースですが、会社の営業活動を行っていく上で、取引先にプロサッカークラブがあると多少は信頼を得られる材料にできるためです。

ヴェルディは伝統のあるチームなので、そこに対して何かを提供しているというだけで良い実績として見せられる

ONE FLAG 〜パートナー企業とともに創る新しい価値〜 第3回 Xtra株式会社と東京ヴェルディ
・グループ会社やその取引先企業
グループ会社の本体と呼ばれる企業がスポンサーとなっているクラブでは、そのグループ会社が数多くスポンサーとなっていることが多いです。会社の意向というよりも本体ありきの話なので税金や寄付金のような扱いに考えている企業もいるようです。

同様にその取引先企業もスポンサーになっているケースがあります。クラブの成績よりも本体企業の役員達に認知してもらうことが大事と考えています。


・社会貢献
Jリーグが創設され地方に数多くのクラブができ、地方の企業がサッカークラブと関わりを持つようになった理由として増えているのは「社会貢献」です。

地方で頑張っているチームや選手を支えたいという理由や子供達の将来をサポートしたいと考えている企業も会社の規模に関係なく少なくありません。

そもそもの私達の考えとして、子どもの未来に対して貢献できる会社でありたいし、個人でありたいというのがありました。子どもに貢献できる大人になりたいという想いをずっと持っていたんです。それで2014年から日本女子サッカー界でもトップクラスの育成を誇るメニーナの応援をはじめました。

ONE FLAG 〜パートナー企業とともに創る新しい価値〜 第4回 株式会社エムールと東京ヴェルディ

・好きなチームを支えたい

社会貢献同様に徐々に増えたケースですが、中小企業のオーナーが個人的に応援しているチームをサポートすることがあります。このケースではあまり対価は求められず、チームが頑張ってくれればよいということになります。(もちろんいろいろな人がいますので必ずしもそうではありません)

・サッカークラブのオーナーになりたい

「好きなチームを支えたい」の最終地点はオーナーになることでしょうか。
ヨーロッパではサッカーチームのオーナーであることはある種のステータスとして扱われています。
このレベルになると想像を超える世界なのでコメントが難しいです。

一方でオーナーであるが故に悩みもあるようです。
(参考)
グランパスのトップはトヨタの社長。豊田章男新会長、就任の「裏側」。