Jリーグに所属するサッカーチームの職員やスタッフの年収がどの程度なのか気になるかたも多いと思いますので紹介したいと思います。
ヴィッセル神戸:月給28万円以上 年収は400万円~600万円
サンフレッチェ広島:月給180,000円~240,000円 + 諸手当
V・ファーレン長崎:
25歳一般社員(地域・残業手当含む)430万円
30歳課長代理(チーフ)職(地域・役職手当含む)540万円
40歳課長(リーダー)職(地域・役職手当含む)660万円
(J2クラブ)
横浜FC:年収400万円〜500万円
カマタマーレ讃岐:165,000円~200,000円/月
アビスパ福岡:152,000円~253,000円/月
2018シーズン Jリーグクラブ(プロサッカークラブ)求人実績一覧
※いずれも求人情報掲載時の情報になりますのでご注意ください。
J1とJ2でかなり差があるかというとそうではありませんが、平均するとJ1>J2という具合になるかと思います。
もちろん地域事情もありますので比較するのはなかなか難しいためひとつの目安程度に見ていただければと思います。
転職した場合に年収は上がるのか、下がるのか
Jリーグの広報や営業などのクラブスタッフに転職した方の多くは前職の方が給料を多くもらっていたと聞きます。給料よりも仕事内容を優先して転職してきた方が多いです。
「もともと営業管理職の求人を出して、応募してきたのが綾井と江藤でした。採用予定は1人だけだったのですが、これほどの人材が同時に応募してきたのだから2人とも来ていただきたかった。この機会を逃したら、もうご縁はないですからね。すぐに東京に行って『この金額だけれど』とオファーしたら、どちらも即答で『よろしくお願いします!』と言ってくれました。江藤は『私はスポーツ業界での価値はほぼないので、その価値が出せるまでは、この金額でけっこうです』と言ってくれましたね」
上記のように雇う側の論理からすると、給料を高く設定しなくても、サッカー業界で働きたいと考える人が多いため人手に困らないという事情があります。(美容師やアパレル業界に近いものがあります)
そのため地方クラブでクラブの経営規模が大きくないところはどうしても給料が低くなる傾向があります。短絡的な考えでいけば、フロントスタッフにお金を渡すよりも優秀な選手を連れてくる方が大事ということです。昇格や降格制度が存在するため、ある程度は選手にお金を使える状態を保たなければいけないのも一因かもしれません。
一方で優秀なスタッフ無くしてクラブの事業の発展は望めません。会社が社員にあたえるものとして「やりがい」だけでは持続性があるとは言えません。実際にこのサッカー業界の仕事を続けたいが家族を養うことができないから転職された方もいます。サッカー選手の評価の一基準が年棒であるように、フロントスタッフの評価も給料に反映されないと去っていくでしょう。
スポーツビジネスの注目度が高まる中で徐々にですが、個人的には労働環境は改善されていると感じます。
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