プロスポーツクラブにおけるチケット担当は花形でもあり、大変な仕事でもあります。
主な仕事は下記になります。
1)チケット販売計画の作成
チケットを今シーズンに何枚売るか、この試合では何枚売るかなどのシーズン単位での計画に始まり、試合ごとにアウェイからどの程度のお客様が来るのかなどの計画を考えます。もちろんチケットの値段設定の見直しなどがあればその作業は膨大なものになります。
2)チケット販売状況確認・促進
値段設定や目標設定が終わっても、チケットの販売が始まると、その推移を見守るのも大切な仕事です。
まずは目標に向かって順調に推移しているかどうかの確認があり、目標を達成できないような場合は施策を検討し、実行します。
そしてその反応を見て、さらに改善するといういわゆるPDCAの繰り返しがあります。
また、想定よりもチケットが売れていたり、売れていなかったりした場合にスタッフの数などを変更する必要があるために早めに他の担当にも情報を共有します。想定を超えた来場者数になると問題が発生する可能性が高まるため、売れていることを喜ぶ以外に他に与える心配も同時にします。
3)チケット精算
試合が終わると各チケット販売を担当している企業と精算を行います。チケットの販路が少なければ、そこまで大変ではないのですが、コンビニや他の店頭での販売など多種多様に渡るため、精算をする機会が非常に多いです。数字が正しいかどうかの確認など非常に気を使う仕事でもあります。
以上が主な仕事ですが、ひとつひとつを見ると楽しそうではありますが、シーズンが始まると販売と促進企画、精算が並行するため非常に忙しくなります。またクラブによってはチケットの種類が多いところもあります。数が増えれば増えるほど管理が大変なのは言うまでもありません。
それでもやりたいと思う人がいるのは、クラブの大切な収入と来場者数を左右する大切な役割だからだと思います。
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